臨床工学Q&A教室[回答]2024年1月分

Q1.臨床工学技士として大切なことについて

[質問者]大田爽陽さん(その他医療関係)

質問者質問者

臨床工学技士として大切なことは何ですか?

A1.高倉室長(亀田総合病院)の回答

高倉室長(亀田総合病院)高倉室長(亀田総合病院)

協調性、向上心、謙虚さ、患者・家族の気持ちを理解でき話が出来る事

 

Q2.新人技士への穿刺教育について

[質問者]牧羊犬さん(臨床工学技士)

質問者質問者

透析業務にて今から穿刺を始める新人技士に対してエコーガイドでの穿刺を先に覚えさせることを考えています。

当院の透析患者数は年々減少し、新人技士が穿刺できるチャンスは1日3回程で穿刺技術向上にはかなり時間がかかります。自分達が当たり前のように指先の感覚や針先の感覚で穿刺する技術は今後の新人技士に対しかなりハイレベルな技術を求めているように思います。

エコーガイドであれば、目標となる血管と針が見えた状態で穿刺が出来るので、確実に穿刺ができ、失敗するかもという精神的な不安も少なく穿刺業務に入っていけるのではと考えています。

こういった教育方法はどう思われますか?
また、この教育方法で良くないと思う点がありましたら教えて下さい。

A2.高倉室長(亀田総合病院)の回答

高倉室長(亀田総合病院)高倉室長(亀田総合病院)

従来通りの教育でエコー無しで穿刺技術をマスターさせた方が良いと思います。若い時に覚えた感覚はとても重要で将来てきには後輩指導に役立ちます。

エコーが壊れたから穿刺できないと云った技士は不要です。

災害時などを想定すると、透析支援で行った先でエコーが無ければ穿刺できない臨床技士なら要らないと言われる事もあるのでは?

透析室において穿刺技術は基本だと思います。